埼玉県で最後に訪ねたお店は埼玉県比企郡川島町の『本手打うどん庄司』さんです。
こちらも『埼玉でうどんを食べよう!!』管理人亀山さんおすすめのお店です。
『本手打うどん庄司』さんは1993年に朝霞市で先代の庄司晃市さんが開業し、2002年に現在の川島町へ移転されました。
先代がうどん屋を始めたきっかけは、祖母の作るうどんがとても美味しかったことだったそうです。
残念ながら、先代の庄司晃市さんは2021年1月に、58歳の若さでお亡くなりになりました。
その訃報に、多くの庄司ファンが深い悲しみに包まれたことは間違いありません。
しかし、ご遺族である長男の龍之介さんと次男の櫻羅さんのご兄弟がお店を引き継ぎ、2021年3月に新たなスタートを切られました。
先代の味、そして先代の祖母の味は、ご兄弟によって受け継がれています。
次男の櫻羅さんは先代のもとで修行を積んでいたため、その味は確かなものです。
お店に到着したのは12時半を過ぎた頃。
行列こそなかったものの、店内は満席で、お店の中でしばらく待つことになりました。
店内には、存在感のある20人掛けの木目調テーブル席が設けられており、奥には小上がりの座敷席も用意されています。
しばらく店内で待ったあと、私たちはその20人掛けの大きな木目調テーブル席に案内されました。
↓↓メニュー。
こちらのお店の名物メニューは、夏の「すったてうどん」(5月〜9月)と冬の「呉汁うどん」(11月〜3月)だそうです。
私が訪れた時期は、ちょうどそのどちらも提供されていない時期だったため、今回も「肉汁うどん」を注文しました。
もちろん、「肉うどん」も人気メニューのひとつです。
しばらく待って運ばれてきたのが↓↓こちら。
見て驚いたのは一反木麺(幅広麺)。
こんなに厚みのある一反木麺は初めてです!!(^^)
こちらの麺には、胚芽を含む全粒粉が練り込まれています。
ひとくち口にすると、小麦の風味が際立ち、歯応えがあって、しっかりと噛んで味わうタイプの麺です。
味わった人にしかわかりませんが、独特の食感があり、いつまでも余韻が残ります。
こちらも唯一無二の麺です!(^^♪
汁には豚バラ肉がたっぷりと入り、ほかに長ネギやタマネギも加えられています。
豚バラ肉は程よく脂がのっていて、口の中でとろけるような柔らかさ!
噛むたびに旨味がじんわり広がり、脂の甘みが後を引きます!
とても美味しかった!!(^^♪
汁はやや濃いめの味付けで、豚バラ肉の旨味がしっかりと溶け込み、力強い味わいに仕上がっています。
うどんをしっかり受け止める深みがあり、つけるたびに満足感が広がります!!
さらに、すり生姜を加えることで程よい爽やかさと奥行きが加わり、より一層味わい深く楽しめます!!(^^♪
汁につけてからいただく麺は、濃いめのつゆをさっとまとい、豚バラの旨味を受け止めながら、味わいに確かな輪郭を描き出しています。
とても美味しい!!(^^♪
〆は一反木麺。
幅広で厚みのある麺は、うどんとおもちの中間のような食感で、しっかりとした歯応えと弾力感が楽しめる。
小麦の風味や麺そのものの旨味もしっかりと感じられ、とても美味しかった!!(^^♪
『庄司』さんの「肉汁うどん」、大変満足させて頂きました!(^O^)
今回は亀山さんのご協力もあって、埼玉県での食べ歩きは本当に楽しい時間になりました。(^^)
「埼玉のうどんは、ひとつとして同じ顔をしていない。」と亀山さんがおっしゃっていた通り、どのお店もそれぞれに個性があり、味わいにもはっきりと違いがありました。
出汁の取り方、小麦の選び方、麺の太さや食感、どの要素にも店主のこだわりが感じられ、食べ歩くごとに驚きと発見の連続。
改めて、埼玉という土地が育んできたうどん文化の奥深さに触れることができました。
次に埼玉を訪れた時は、どの町のうどんを巡ろうか。
そんな楽しみが、またひとつ増えました。
亀山さん、そしてお相手いただいた店主の皆様には大変お世話になりました。
皆様のおかげで充実した時間を過ごすことができ、心より感謝申し上げます。m(_ _)m
『庄司』さんを後にして、本当は上の画像のお店『藤店うどん 川越店』さんでも味わう予定でしたが、すでにお腹がいっぱいで、今回は立ち寄らずに川越駅で亀山さんとお別れしました。
その後、新横浜へ向かい、帰阪の途に就きました。
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本手打うどん庄司
〒350-0152 埼玉県比企郡川島町上伊草743−9