
見晴らしの良い病院で入院する事になりました。
入院初日はもちろん元気だけど、このあとどうなるやら…。
入院するにあたって一番心配だったのが、食事。
何せ私は偏食が多い。
だからと言って、嫌いなものすべてを排除する訳にも行かない。
そこで、本当に嫌いな物を突き止めた時、ようやく理解出来た。
私は、野菜とお酢が混ぜられたものが、特にダメだという事。
あるいは酸味が強い野菜。
あと、ネバネバした長芋も痒くなるのでダメ!
そこで「酢の物」とネバネバ系の芋を食事に入れないようにお願いしました。
↓↓入院初日の昼飯
↓↓メニュー内容
早速食べてみると、美味しいか不味いかは別にして、意外と食べやすい。
野菜も青臭さや苦味を上手く隠してあり、非常に食べやすくなっている。
↓↓入院初日の晩飯
↓↓メニュー内容
晩飯も昼飯と同様で、とても食べやすかった。
これで入院生活の食事も安心できる。
私はそう思った。
ただ、如何せん病院食であるため量が少ない。
入院中、私は常に腹ペコ状態である。(^^;;
でも、せっかくなら、この機会に痩せようと、小さく心に誓った。
今回、私が入院する原因となった病気ですが、
2月半ば頃に、突然、左耳がおかしくなったのです。
耳が詰まった状態の閉塞感や、人の話し声にノイズが入って聞き取れにくくなったり、
風の音のような耳鳴りがあったりと…。
発症してから2日後、近所の耳鼻咽喉科を訪ねました。
そこで検査を受けると、鼓膜自体には何ら問題は無いと。
ようするに神経性のもので「蝸牛型メニエール病」と判断されました。
「蝸牛型メニエール病」は、今、世間を騒がせているメニエール病の一種です。
ただ、他の種類と違い、めまいの症状が無いのが特徴です。
多くのメニエール病患者が、めまいによって苦しめられていますが、
幸い、私にはその症状はありません。
だからと言って安心も出来ません。
蝸牛型メニエール病も、しっかりと治療しなければ、やがてめまいが発症するからです。
しかも、たちが悪いのは、医師のもとでちゃんとした治療を受けないと、
この病は日ごと重症化するのです。
治療を始めてから1カ月のこと、その時の検査の結果は、若干は良くなっているものの、
大きな変化は無かった。
ただ、難聴という病気が怖いのは、発症からひと月経つと、
その時の病状で固定しまう事が多いのです。
ようするに、(難聴が)良くなることも無いし、今以上に悪くなることも少ないという事。
私もこの難聴の状態で生きて行かなければいけないのかな…そう思った時。
医師から点滴治療の存在を聞かされる。
「もう手遅れかもしれないし、改善される可能性は低いですが、試してみたいですか?」と。
そこに少しでも光があるのなら、向かうのが当然。
二つ返事で「はい!」と応えました。
すると医師が「今晩から入院出来ますか?」と。
「ええー!!今晩から???」
そう、点滴治療には一週間ほどの入院が必要なのです。
通院でも可能らしいが、ただ、毎日の治療が必要なため、いずれにせよ会社は休む事になる。
また、点滴を受けると免疫力が下がるため、
ウイルス的なものへの抵抗力が弱くなるので入院が好ましいのです。
そして、最も大事なことは、1日でも早く入院しなければ、耳は日ごとに悪化して行くという事…。
完全に固定されればお終いである。
とはいえ、さすがに今晩からというのは無理なので、翌日からでお願いした。
入院するには時期が悪かった。
実は、私の勤めている事業所は、今年度で契約を終える事になっていて、
ちょうど、新規契約会社と引き継ぎをしている最中でした。
会社の上司へまずは連絡。
上司に電話をしたあと、入院の準備などをしてから、事業所へ向かった。
入院中に、この事業所との契約が終わる。
しっかりした引き継ぎは、不本意だが出来なくなった。
それでも、やれるだけの事をして私は長年勤めた事業所を後にしました。
そして私は入院しました。
今、この記事を書いている4月1日、私は新たな場所へ異動となった。
本格的に勤務出来るのは、4月9日になりそうだが…。
入院した場所は、自宅から徒歩でも訪ねる事が出来る、割と大きな病院です。
4人部屋の一角が、私の暫くの間のアジトです。
自宅から近いので、カミさんが1日2回、11時頃と15時頃に面会に来てくれます。
見晴らしの良いデイルーム(談話室)があり、そこで会話しています。
カミさんと一緒にいると、いつも「笑い」が生まれます。
この「笑い」が、私にとって最高の贈り物なのです。
カミさんに感謝です。
話が変わりますが、
病院のお風呂は多勢で入浴するのかな?と思いきや、
こちらの病院ではひとりで入浴出来るシステム。
朝6時に看護ステーションで、入浴出来る時間が記載された表が置いてあり、
そこへ入浴したい時間帯へ自分の名前を記入し、予約する形です。
ただ、名前が埋まってしまうと締め切りになる。
なので、早めに予約した方が良い。入浴出来る時間は20分です。
お風呂がなかなか綺麗で、循環式になっています。
4人ぐらいまとめて入っても大丈夫そう。
ただ、20分は短い。
あとで入浴する人のことを考えると、20分まるまる使うわけには行かない。
なので、1日おきに頭と体を交互に洗う事にしました。
入院生活は意外と寛いでいます。
午前中に点滴を受けると、あとは何もする事がありません。
もちろん、左耳の状態は悪いですが、それ以外は特に問題はありません。
なので、自宅から持参したPSVITAやiPhoneで映画鑑賞したり。
以前、使っていたスマホのワンセグでテレビ鑑賞などをしています。
病室にもテレビはありますが、有料です。
1000円のテレビカードを購入し、それをテレビ画面下の挿入口に差し込めば、
テレビや、冷蔵庫が使えるようになります。
テレビだけですと、1000円で20時間の視聴が可能です。
私も時折利用しています。
ただ、(テレビを)流して見たい時は、スマホの方で対応しています。
治療の方ですが、点滴と内服薬で行なっています。
点滴は、その実施する都度に針を刺すのでは無く、一度針を刺してしまえば、
継続して使える装置を手首に付けています。
ずっーと針が刺さった状態ですが、痛くはありません。
当初は手首の内側でしたが、途中、針がズレてしまい、点滴がうまく入らなくなった為、
手首の外側に付け替えられました。
これが正解でした!
内側にあった時よりも、手首が自由になり、ストレスがなくなりました。
最初からこうしてほしかった。(^^)
とりあえず、このような治療をしているわけですが、効果の程はまだ分かりません。
耳の状態も、良い時や悪い時を繰り返しています。
薬の影響で、入院2日目の夜から、眠れなかったりもしました。
なので、昨夜は医師に相談し、睡眠薬を頂きました。
おかげさまで、昨夜はぐっすりと眠れ、今日は快調です。
そして、このような記事を即席ですが作成する事が出来ました。(^^)
ではまた。
< 追記 >
4月3日退院致しました。
残念ながら、左耳の難聴は改善されませんでした。
私の見通しの甘さによる判断で、入院のタイミングを遅らせてしまった事、少しばかり後悔しています。
もう少し早く入院していればと思っています。
ただ、この件、通院先の医師や、入院先の医師には何ら落ち度はありません。
その事だけはハッキリと申し上げておきます。
医師のおふたりには、よく診て下さった事を感謝しています。
左耳は現在、閉塞感と、音が少し途切れるような感じで聞こえます。
また高い音(幼児の泣き声など)は、耳の中で金属音のように反響して不快に感じたりします。
逆に低い音は、かなり聞こえにくくなっています。
以上のような状況で、今後、左耳と一生付き合っていく事になります。
読者の皆様と対面した時、皆様の声が聞き取れずに不快な思いをさせてしまうかもしれませんが、
何卒、ご容赦下さい。
あと、蝸牛型メニエール病については、今後も薬による治療を継続する事になりそうです。
現在以上に悪化しないよう、医師の指示に従い、治療に専念致します。
追記
この記事をアップして半年後ぐらいから、左耳の聴力が奇跡的に回復しました。
現在は問題なく日常を送っています。
入院した事が結果的に良かったと言う事です。