
尾道へはこれまで数回訪ねていますが、
向島へ行く渡船に乗船した事はありませんでした。
今回初めて渡船に乗船し、向島へ行く事にしたのです。

尾道の中心市街地から向島へは3つの航路(駅前渡船・福本渡船・尾道渡船)があります。
向島までの距離は200m~300m程度、約3分~5分ほどの船旅です。
基本料金は大人60円~100円(小人30円~50円)で、
自転車・バイクは10円~20円プラス。
自動車は90円~120円プラスで乗船出来ます。

私達は駅前渡船にて向島を目指しました。
ちなみに料金は、船内にてスタッフが回収されます。

乗船して間もなく、向島に到着しました。
航路によって、到着する場所が異なります。

私はどの航路でも、似たような場所へ到着するだろうと思っていたのですが・・・。
これが誤りでした・・・。(;^_^A

駅前渡船の場合、向島のりばから目的地までは15分ほど歩かなければいけない・・・。
ほかの渡船なら、8分も歩かないのに・・・失敗です・・・(^^;)
まあ、島をのんびりと歩くのも良かろうと、カミさんとふたり開き直りました。

15分ほど歩いてたどり着いたのが↓↓こちらです。

昭和5年創業の「後藤飲料水工業所」です。
実はこちら、尾道の有名観光スポットなのです。

所内に入りますと、昭和レトロな雰囲気に包まれます。
良いですねー、この感じ。(^^♪

ほどなくして、事務所と思われる部屋からおじさんが現れます。
「どれにします?」と注文を訊き、
目の前の専用冷蔵庫からソフトドリンクを取り出して下さいました。

その場でおじさんに料金を支払うと、「ごゆっくりどうぞ。」と言って事務所に戻られました。
良いですね・・・このまったりとした感じ・・・時間が優しく感じます。
私は地サイダー、通称「マルゴサイダー」をいただきました。
こちらのサイダーは、人工甘味料を使用せず、向島の鉱泉水と砂糖のみで造られています。

その場にあった椅子に腰を下ろして飲んでいますと、ある事に気づきました。
サイダーの瓶をよく見てみると・・・「三ツ矢」という文字が・・・。

なんと、瓶は「三ツ矢サイダー」のものを利用されています。
いいなぁー、この感じ。
大好きだなー、この感じ。(^^)
ちなみに、中身はこちらの後藤さんでしっかりと造られていますのでご安心を。
ただ、この瓶は現在生産されていません。(創業当初から使用されている瓶だそうです)
瓶をリサイクル使用されている事と、瓶の数が減少した為、
現在ではサイダーの持ち帰りは禁止となっています。(以前は持ち帰り可能だったそうです)
なので「マルゴサイダー」は、この場所でしか味わえない、希少な幻のサイダーなのです。
カミさんは↓↓こちら、クリームソーダです。

この日はとても天気が良くて、すこし歩いただけでも汗の出る気候でした。
そんな中で飲む炭酸飲料水は、格別の美味しさです。
シュワ~とした泡の跳ねる感覚が、五臓六腑に沁み入りました。
私が飲んだ「マルゴサイダー」は、
すっきりとした甘さの、美味しいサイダーでした。(^^♪
さて、次の目的地へ移動しましょう。
次の目的は「後藤飲料水工業所」から徒歩で3分足らず。
↓↓こちらの「住田製パン所」を訪ねました。

大正5年創業で、現在は4代目が店主をされているという老舗のパン屋さんです。
イーストフードや乳化剤などの添加剤は不使用で、塩分控え目なパンを作られています。

「後藤飲料水工業所」と同じく、レトロな佇まいの店舗です。

店内の雰囲気も良い!島のパン屋さんて感じです。
品物が少なくなっていたので、目的のパンが買えるかどうか心配しましたが、
ふと横を見ると、ありましたよ!(^^)v

向島名物の「ネジパン」です。
私は「ネジパン」を購入し、カミさんは「あげあんパン」を購入しました。
そしてお店の外へ。
お店の外に出ると、当初気づかなかったのですが↓↓このような張り紙が。

実は「後藤飲料水工業所」のサイダーとラムネは、基本的に持ち帰り禁止ですが、
こちらの「住田製パン所」までは持ち運べるようです。
一部マニアのあいだでは、「後藤飲料水工業所」のサイダー・ラムネを片手に、
こちらのパンを食べる事が通だそうです。

私とカミさんは購入したパンを食べながら、港へ向かいました。

ネジパンは生地が甘く、もっちりしています。
むにょ~んと伸びのある食感が良く、美味しかったです。(^O^)

「住田製パン所」から尾道渡船ののりばまでは歩いて5分もかかりませんでした。
さあ、この渡船に乗って、尾道の市街地に戻ります。

船が出港して、振り返り港の方へ目をやると「ろ」という文字の看板が目に入りました。
「ろ」って何だろう?不思議に思い調べてみると、「ろ」の看板を掲げている建物内で、
舟の「櫓」を制作されています。
櫓を作られる職人は、日本で唯一、
こちらの「瀬尾ろ製作所」のご主人瀬尾さんだけと言われています。
制作しているところ、見学してみたかったなぁ・・・。
次回訪ねた時の楽しみにします。(^^)


市街地に着いてから、大林宜彦監督作品「転校生」で有名な御袖神社に向かいました。
途中ではっさくソフトを食べたりもして。
はっさくの香りがよくて美味しいソフトでした。(^O^)

御袖神社に向かってはいますが、カミさんに見てほしかったのは、
御袖神社だけではなく、その参道です。
なかなか面白い参道なので、カミさんに見てほしかったのです。
↓↓このような感じ。

シュールな長屋造りの建物が楽し過ぎるのです。
カミさんも喜んでくれました。(^^♪

御袖神社には、「転校生」の冒頭、心が入れかわるシーンで有名な長い階段があるのですが、
高所恐怖症のカミさんが階段を上ることを拒否した為、手前でUターンしました。(^^;)
だったら「時をかける少女」で有名なタイルの小路へ行こうと向かったのですが・・・。
来るんじゃ無かった・・・あのタイルの小路が現在では見る影もありませんでした。(-_-;)

前回、私が訪ねた時は、まだ面影が残っていたのですが、
もう面影すら残っていません・・・寂しいかぎりです。

映画と同じで無くて良いから、またどこかの場所で復活してほしいですね。
時代とともに風景が移り変わるのは仕方ないことです。
ただ、映画が生きているかぎり、そのロケ地も生きていてほしいと願うのは私だけかな・・・。
少ししんみりとなりましたが、まあでも、今回の尾道旅行は満足しました。
何よりも、カミさんと一緒に訪ねる事が出来て幸せでした。

またいつか、カミさんと訪れたいと思います。
尾道は私の大好きな町です。
